【西洋占星術】火星ってどんなことを表す天体?サイン・ハウスに入った時の意味も解説!

あなたは西洋占星術で火星がどんなことを表す天体なのか知っていますか?

火星はエネルギーや行動力など前進する力を持っている星です。

西洋占星術的には、特に男性がこの火星を上手く活用することで生き生きとした毎日を送ることができると言われています。

この記事では、西洋占星術における「火星」がどんなことを表す天体なのか、各サインやハウスに入ったときにはどう読み解けばいいのかを解説していきます!

火星ってどんな天体?

エネルギーや行動力を表す天体!

火星は占いではエネルギーを持つ星です。エネルギーや行動力、闘争本能など、前に進んでいく力を表しています。また、性的な欲のちからを表すこともあります。

力強いものを表すのが火星というイメージですね!さまざまな天体の中でも、特に使い方次第で武器にも足かせにもなるというのが特徴です。

この火星の力をうまく活用することができると、欲しい物が手に入れられたり、目標を達成することができるようになります。

逆に、うまく活用できないと、フラストレーションが溜まってしまったり、周囲に攻撃してしまうこともあります。

こんなキーワードで語られる
  • エネルギー
  • 行動力・闘争本能
  • 性的な欲求

火星はこんな属性

マーク

ホロスコープ上で火星を表すマークはこちらになります。性別で男性を表すマークと同じ形です。

公転周期

火星の公転周期は687日です。約1年11ヶ月で12星座を1周する計算になります。

支配する星座

火星はおひつじ座支配星です。また、さそり座の副支配星でもあります。さそり座の支配星は冥王星ですが、冥王星が見つかる前はさそり座の支配星になっていました。支配星が冥王星になってからも火星の影響があるとみなされています。

そのため、火星がおひつじ座かさそり座に入るとより強力に働くと言われています。

年齢域

火星の年齢域は36~45歳です。

年齢域とは、それぞれの天体の力がより強く働き、天体が司っている能力が発達しやすいとされる期間を表すものです。

1つ前の太陽の時期で目標や生きる目的を追求してきましたが、そこを超えて目的達成のためにエネルギーを使ってチャレンジしていく時期です。

象徴する色

火星が象徴するのは赤色やカーキ色です。

火星が各サインに入ると?

ここからはホロスコープ上で火星が各サインに入ったときにどのような捉え方ができるか解説してきます。

おひつじ座

エネルギーや行動力を表す火星がスタートや情熱を表すおひつじ座に入ると、ストレートな行動力を発揮します。

これと決めたものにはすぐに行動を起こし、寄り道することなくまっすぐに進んでいける力があります。

目標を達成するまで諦めることがなく、達成のためならライバルを振り落としたりすることもいとわずできます。

火星おひつじ座の特性をポジティブに発揮できない場合は、よく考えずに行動してしまって後悔してしまったり、感情の火がつきやすくなることがあります。

おうし座

火星がおうし座に入っている人は、粘り強く確実にエネルギーを発揮する力が高まります。

スピード感はなくとも、目標に向かって努力を続ける力があります。努力を続けていずれは誰も到達できないところまで達することができます。

スタミナ・持久力がある人が多く、継続は力なりを体現できるでしょう。

火星おうし座の力がネガティブに働くと、頑固になりすぎて人との関係性が揺らいだり、一度許さないと決めた人はどんなことがあっても関係性を変えようとしないことがあります。

ふたご座

火星がふたご座に入っている人は、興味の赴くままに情報を得るための行動を起こせるでしょう。

さまざまなことに興味を持つことが出来て、好奇心を持ってコミュニケーションをとることが得意です。

成果を得るために最短距離を計算したり、複数のことを並行して進められる器用さもあります。

火星ふたご座がネガティブに働くと、興味が転々として1つのことを最後までやりきれなかったり、落ち着きがなく見えてしまうことがありそうです。

かに座

火星がかに座に入っている人は、エネルギーをうまくカモフラージュする傾向にあります。

かに座は愛情を主に内側(家族、仲間内など)に向ける星座ですが、火星はエネルギーを外に出していく星です。その2つが合わさると、持っているエネルギーを過小評価して表に出さないことが多いでしょう。

身内がよりよく過ごせるようにという方向で行動を積極的に起こすことは多いタイプです。

火星かに座をうまく活用できない場合は、感情が爆発して抑えきれなくなってしまったり、仲間ではない人を排除するために攻撃してしまうことがあります。

しし座

火星がしし座に入っている人は、自己表現をするためにエネルギーを積極的に使えるタイプです。

しし座さんしかできないような形で、堂々とした表現をすることができます。自信を持っていて存在感があります。

表現したものだけではなく存在そのものがエネルギッシュであり、あこがれを持つ人もたくさん集められます。

火星しし座がうまく活用できない場合は、反対意見を敵対視してしまったり、他人の意見や考えに鈍感になってしまうことがあります。

おとめ座

火星がおとめ座に入っている人は、 目的達成のために分析力や純粋さを活用できるタイプです。

計画性を発揮して目的達成のために動いていけます。分析力や計画性を活用して確実に達成できる道筋を建てられるでしょう。

自己の分析もできているため、自身の性格をあえて武器として利用するという器用なこともできます。

火星おとめ座がネガティブに働いてしまうと、細かい部分が気になりすぎてうまくできない自分を攻めてしまうことがあります。

てんびん座

火星がてんびん座に入っている人は、目的達成のために周囲の人をうまく活用できるタイプです。

さまざまな人との縁をつなぎ、その人達の力を借りて努力できます。自分も相手もwin-winな形で手を打つことが器用にできる人が多いです。

交渉力にも長けているため、自分側の条件を受け入れてもらうために相手をよく観察し、うまい落とし所を探っていけるでしょう。

火星てんびん座の力がマイナスに働いてしまうと、スマートさを求めるあまり、感情を表に出すことができずに自分から負けを選択してしまうことがあります。

さそり座

火星がさそり座に入っている人は、ミステリアスな魅力や秘められた人間性を持つタイプです。

醸し出している雰囲気がすでに人をひきつけていて、話さなくても魅力が自然と伝わります。

また、表向きは冷静だったとしても、人が見ていないところで行動力を発揮したり、目的を達成するまで諦めずに努力を続けることができるタイプでもあります。

火星さそり座がネガティブに働いてしまうと、怒りが制御できず周囲を困惑させてしまう場合がありそうです。

いて座

火星がいて座に入っている人は、思うがままにエネルギーを発揮していることが多いでしょう。

自分がこれと思ったことに対してストレートな行動力を発揮することが出来ます。

探究心が強くあるため、求めるところまで到達するまではひたすら進んでいけるタイプです。

火星いて座がネガティブに働いてしまうと、飽きっぽくなって成果が十分に得られなくなってしまったり、人への発言がストレート過ぎて傷つけてしまうことがあります。

やぎ座

火星がやぎ座に入っている人は、着実にエネルギーを保持し続ける能力を持っています。

一度火がついたものはその火を絶やすことなく、続けていける力が強いです。根気強く取り組んでいけるでしょう。

大きなビジョンを掲げて、長時間かけて着実に達成していく道のりを描くことができるタイプです。

火星やぎ座がうまく活用できない場合は、瞬発的な対応に苦手意識を感じてしまうことがあります。

みずがめ座

火星がみずがめ座に入っている人は、自分の個性をうまく発揮する力を持っています。

自分だからできること、他社と比べて自分が優れている部分をよくわかっていて、その部分をうまく活用したり、他の人が思いつかないような発想で目的達成のために動いていけます。

また同じ志を持つ人達で集まれば、人数以上のエネルギーを発揮することも得意です。

火星みずがめ座がうまく活用できない場合は、人の意見を受け入れられなくなったり、屁理屈で人を攻撃してしまうことがあります。

うお座

火星がうお座に入っている人は、目的達成のために共感力や想像力を活用できるタイプです。

自分の感情が動いたときに行動力が湧いてきます。そこからは人の気持ちを汲み取ったり想像力を働かせて、目的達成を目指していけます。

「柔よく剛を制す」という言葉のように、キャラクターの柔らかさを駆使していけるでしょう。

火星うお座がネガティブに働いてしまうと、相手に尽くしすぎて潰れてしまったり、特定の人に依存してしまうこともありそうです。

火星が各ハウスに入ると?

ここからは火星がホロスコープ上の各ハウスに入ったときにどのような捉え方をするのかを解説してきます。

1ハウス

エネルギーや行動力を表す火星が自分自身そのものを示す1ハウスに入ると、活発な印象を与えることが出来ます。

勇敢に人生を進んでいこうとするタイプで、チャレンジの多い人生になるでしょう。自分から大変な道を選ぶこともあります。

迷いがなく、1度決めたらすぐに行動ができる性格なので、周囲からは自信を持った人と見られることが多いです。

火星の力をうまく生かしきれない場合は、せっかちさや短気さが出てきたり、人に噛み付いてしまって人間関係が険悪になることがあります。

2ハウス

所有のハウスである2ハウスに火星がある人は、スピーディーに資産を得る能力を持つ傾向があります。

やる気があることに対しては短期間に強い集中力で一気に稼ぐ資質をもっています。リスクを取ることも厭いません。

また、体力が必要な仕事もにも適性があるでしょう。

2ハウスの火星がネガティブに働いてしまうと、無謀なギャンブルや投資で失敗してしまったり、得たお金をすぐに使ってしまって手元に残らなくなってしまうことがあります。

3ハウス

コミュニケーションや身近な人・ものとの交流をテーマとする3ハウスに火星がある人は、ストレートに伝えたいことを表現する能力があります。

思ったことは包み隠さず伝えることができます。堂々とした態度でコミュニケーションを取ることも得意です。

また、学習にも積極的で座学よりも体験しながら学ぶことが適しています。

3ハウスの火星がネガティブに働いてしまうと、人の意見を取り入れられなくなったり、ストレートな物言いで人を傷つけてしまうことがあります。

4ハウス

家庭や家族を表す4ハウスに火星が入る人は、早くから自立をしようとする傾向があります。

家族の中では主導権を握ることが多く、若いときから自立した生活を望みます。

また、家族に対しては思っていることを包み隠さず伝えられるという人も多いです。

4ハウスの火星がうまく活用できない場合は、フラストレーションが貯まるとネガティブな感情を近しい人にぶつけてしまうことがあります。

5ハウス

自己表現や愛情を表す5ハウスに火星がある人は、より上のステージを目指して自己表現や恋愛をする傾向にあります。

自己表現が得意で、恋愛の相手に対しても積極的にアピールすることができます。情熱的な恋愛になりやすいです。

スリルや興奮を求めてギャンブルやスポーツに熱心になる人もいます。

5ハウスの火星がネガティブに働くと、負けず嫌いになって意地をはってしまったり、熱しやすく冷めやすい恋愛になってしまうことがあります。

6ハウス

労働や義務、健康がテーマとなる6ハウスに火星がある人は、とても勤勉に働こうとする傾向にあります。

自分だから任されている仕事というものにとても熱心に取り組むことが出来ます。また、肉体労働にも向いているでしょう。

健康面では身体が強く、体力のある人が多いです。

6ハウスの火星がうまく活用できない場合は、ワーカーホリックになって身体を壊してしまったり、やる気の出ない仕事がなかなか進まなくなってしまうことがあります。

7ハウス

人間関係や契約を表す7ハウスに火星がある人は、対人関係において自分の意見を貫き通す力を持っています。

自分の意見を臆せず伝えることが得意で、初対面の人や目上の人に対しても緊張せずに話すことができます。

7ハウスは結婚もありますが、ここに火星がある場合は結婚相手に情熱的な人やスポーティーな人を選ぶ傾向にあります。

7ハウス火星がネガティブに働いてしまうと、自分の意見を受け入れない人に対して強引にねじ伏せようとすることがあります。

8ハウス

共有のハウスである8ハウスに火星がある人は、人と深くつながることを早く進めていく傾向があります。

自分のペースで相手に近づくことが多く、出会ってからまもなく親密な関係のコミュニケーションを取ろうとするでしょう。

また、ここぞというときの集中力が強く、うちに秘めた闘志を燃やすことも得意です。

8ハウス火星がネガティブに働くと、自分を受け入れてもらえず攻撃的になったり、距離を詰めるスピードが相手と合わずに離れられてしまうことがあります。

9ハウス

探求や冒険を表す9ハウスに火星が入っている人は、遠くの世界を自分の足で体験したい気持ちが高まるでしょう。

確固たる信念を持ち、実現のためにどんな行動でも起こせる人が多いです。

自分の考えや哲学を周囲に伝えたいという場合も多くあり、情熱的に説得することができます。

9ハウス火星がうまく活用できない場合は、押し付けがましくなったり、相手の意見を頑なに受け入れなくなることがあります。

10ハウス

社会性を表す10ハウスに火星がある人は、社会的成功を得ることに対して野心を持って立ち向かっていける傾向にあります。

仕事に対して強い信念を持ち貫ける力を持っている人が多いです。

自分が裁量を持ってできる仕事に向いていて、競争の激しい業界やフリーランスのほうが思うように働くことができます。

10ハウス火星がネガティブに働くと、手段を問わず周囲を蹴落とそうとして反感を買う場合があります。

11ハウス

コミュニティを表す11ハウスに火星がある人は、どんな集まりでも物怖じせずに飛び込んでいける力があります。

見知らぬグループであっても参加することが得意で、精力的に活動することが出来ます。

自分の成し遂げたいことに対して仲間を募り、実現させていくことも得意な人が多いです。

11ハウス火星がネガティブに働いてしまうと、自分の属していない集団に対して無神経になってしまうことがあります。

12ハウス

無意識や秘密など見えないものを表す12ハウスに火星がある人は、ここぞという場面で抜群の行動力を発揮する傾向があります。

普段はエネルギーや情熱が表に出てきづらいですが、火事場の馬鹿力のようにここぞというときに反射的に強いエネルギーを発揮することが出来ます。

また、我慢強く見られて情熱が少ない人と捉えられることもあります。

12ハウス火星がうまく活用できない場合は、衝動的なエネルギーをコントロール出来ずに感情が暴発してしまったり、怪我をやすくなることがあります。

まとめ

この記事では、西洋占星術における「火星」について解説してきました。

火星はエネルギーや行動力を表す天体でした。火星をうまく使いこなすことができれば、目標達成のために精力的に行動することができたり、ご自身がほしいと思えるものを得られる可能性が高まります。

ご自身の火星をうまく活用して、日々を快適に過ごすためのヒントを見つけてみてください!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。