【西洋占星術】木星ってどんなことを表す天体?サイン・ハウスに入った時の意味も解説!

あなたは西洋占星術で木星がどんなことを表す天体なのか知っていますか?

木星は「幸運と拡大の星」と呼ばれていてぜひ活用したい天体です。

西洋占星術的には、木星を読み解くことで起こってくる幸運やチャンスがわかると言われています。

この記事では、西洋占星術における「木星」がどんなことを表す天体なのか、各サインやハウスに入ったときにはどう読み解けばいいのかを解説していきます!

木星ってどんな天体?

幸運や拡大する力を表す天体!

木星は占いでは幸運と拡大の星です。ラッキーチャンスやよいタイミング、広げていく力を表しています。さまざまな天体の中でも、木星がよい形で関わっていると嬉しいことが起きやすいのが特徴です。

太陽、月、水星、金星、火星は個人天体で個人それぞれの性質を表していましたが、木星は社会天体と呼ばれていて、社会の風潮に関わるとされています。

この木星の力をうまく活用することができると、さまざまな幸運を受け取っていくことができます。

逆に、うまく活用できないと、得られるはずの幸運を取り逃して悲観的になることもあります。

こんなキーワードで語られる
  • 幸運
  • 拡大

木星はこんな属性

マーク

ホロスコープ上で木星を表すマークはこちらになります。

公転周期

木星の公転周期は11.86年です。約12年で12星座を1周する計算になります。

支配する星座

木星はいて座の支配星です。また、うお座の副支配星でもあります。うお座の支配星は海王星ですが、海王星が見つかる前は木星がうお座の支配星になっていました。支配星が海王星になってからも木星の影響があるとみなされています。

そのため、木星がいて座かうお座に入るとより強力に働くと言われています。

年齢域

木星の年齢域は46~55歳です。

年齢域とは、それぞれの天体の力がより強く働き、天体が司っている能力が発達しやすいとされる期間を表すものです。

人としての器が大きくなって、自分自身や他人を受け入れる受容する力が高まる時期です。

象徴する色

木星が象徴するのは紫色です。

木星が各サインに入ると?

ここからはホロスコープ上で木星が各サインに入ったときにどのような捉え方ができるか解説してきます。

おひつじ座

幸運や拡大を表す木星がスタートや情熱を表すおひつじ座に入ると、思ったことはすぐ行動に移すことで幸運を得やすくなります。

自分の本能や突き動かされた感覚を押さえつけずに、感覚のまま動くことが大切です。多少のリスクを負ってでもチャレンジしたほうが、安全に動くよりも得られるものは多くなるでしょう。

仮に失敗したとしてもそこから学べることは多く、すぐに別の目標が現れてきます。

木星おひつじ座の力がネガティブに働くと、行動が伴わなくなり気持ちだけが空回りしてしまうことがあります。

おうし座

木星がおうし座に入っている人は、粘り強く物事に取り組むことで幸運を引き寄せる力が高まります。

これ以上続けても意味がないのではないかと思ったところから、もう1歩努力を続けることで想像以上の大きなリターンを得られます。

得た結果だけでなく努力をした過程も大きな財産となるはずです。

木星おうし座の力がネガティブに働くと、マイペースになりすぎて周囲から遅れを取ってしまうことがあります。

ふたご座

木星がふたご座に入っている人は、身軽に行動することが幸運への鍵です。

さまざまな人と交流を深めたり、いろんなコミュニティに参加することで広い人脈を得て、幸運を運んできてくれる人と出会うことが出来ます。

また、話題の場所やおもしろそうな経験をいち早くすることもよいでしょう。

木星ふたご座がネガティブに働くと、興味が転々としすぎて得られるものも少なくなってしまうことありそうです。

かに座

木星がかに座に入っている人は、家族との時間やプライベートの時間を充実させることで幸運をつかめます。

家族に対しては接する時間を増やしたり、穏やかに過ごせるような配慮をすることで、心地よい時間を過ごすことができるでしょう。

また、ワークライフバランスをとって、仕事以外の時間を多く取り、趣味やご近所付き合いを綿密にするのもよいです。

木星かに座をうまく活用できない場合は、感情が溢れすぎて周囲との温度差が出てくることがあります。

しし座

木星がしし座に入っている人は、自分の能力や特徴を周囲に積極的にアピールすることで幸運が訪れてきます。

遠慮せずに自分のやりたいことやできることを堂々と発信していくことで、実現に向けてサポートしてくれる人が現れてきます。

自分に自信を持つことで、クリエイティブな才能もより開花していくでしょう。

木星しし座がうまく活用できない場合は、せっかくの才能を発揮することが出来ずモヤモヤした日常に嫌気が差すことがあります。

おとめ座

木星がおとめ座に入っている人は、 勤勉に物事に取り組んだり健康管理を意識することで幸運が近づいてきます。

誠実さを発揮して、仕事の細かい部分まで突き詰めたり、誰も気にしないようなところまで掃除を丁寧にするなどの行動で、評価を得られそうです。

人一倍健康意識が強いため、体に良い食生活や適度な運動、適切な知識を吸収することでどんなときでも軽々動ける力も出てきます。

木星おとめ座がネガティブに働いてしまうと、細かい部分が気になりすぎていつまでも完結させることができなくなることがあります。

てんびん座

木星がてんびん座に入っている人は、公平さや調和を重んじたり人間関係を豊かにすることが幸運の鍵です。

社交性を活かして様々な人と交流したり、交渉をうまくまとめることで、自分が望む未来を引き寄せることができます。

また、美的センスに優れているため、服装やメイクに力を入れるとより自分に自信を持てるでしょう。

木星てんびん座の力がマイナスに働いてしまうと、優柔不断になりがちで、人に流されやすくなることがあります。

さそり座

木星がさそり座に入っている人は、強い意志を貫いたり、洞察力を発揮することが幸運への近道です。

情熱的で深い感情を持てるため、人間関係において唯一無二な深い絆を築くことで安心できる関係を作れたり、頼れる存在ができるでしょう。

また、意志を最後まで貫くことで、誰も見つけられなかったような幸運を手に入れたり、大きな成果を得ることができるでしょう。

木星さそり座がネガティブに働いてしまうと、嫉妬心や怒りなどのネガティブな感情が収まらずに、人間関係にヒビが入る可能性があります。

いて座

木星がいて座に入っている人は、自由に飛び回ることが幸運につながります。

広い視野を持ち、新しい経験をしたり興味を持ったことを学ぶことで、未来が切り開かれます。

大きな夢や目標を持ってそれを実現しようと信念を貫くことで、夢を掴み人生の楽しさを感じられるでしょう。

木星いて座がネガティブに働いてしまうと、ラクな方に流されて得られるものが得られなくなったり、楽観的になりすぎて油断してしまうことがあります。

やぎ座

木星がやぎ座に入っている人は、実用性を重視し、現実的な目標を着実に達成することで幸運へ近づいていけます。

自分は絶対に目標を達成するんだという強い意志を持って、真面目にコツコツ取り組むことで、大きな成果を手に入れることができます。

自己成長がどれくらいできるか、社会的地位をどれだけあげられるかが重要です。

木星やぎ座がうまく活用できない場合は、堅苦しくなりすぎて縮こまってしまったり、感情を発散することが苦手になってしまいやすいです。

みずがめ座

木星がみずがめ座に入っている人は、自分の個性を前向きに発揮していくことで幸運に近づきます。

独創的な考え方をポジティブな問題解決に使ったり、社会的な問題を考えるために使うことで、誰にも縛られない人生を送ることができます。

同じ思考を持つ友人や仲間との交流を深めることで、社会の歪みや偏見と戦っていくこともできます。

木星みずがめ座がうまく活用できない場合は、人から理解されないとネガティブになってしまう場合があるでしょう。

うお座

木星がうお座に入っている人は、豊かな想像力と感受性を疑わず活用することが幸運への近道です。

うお座は癒し系といわれることもあるため、日頃からゆったりとした過ごし方をすることで、疲弊せずに穏やかな暮らしが実現します。

芸術的な才能や直感力に優れているため、芸術やスピリチュアル系のものに関わることで視野が広がるでしょう。

木星うお座がネガティブに働いてしまうと、現実から目を背けて空想ばかりになってしまうことがあります。

木星が各ハウスに入ると?

ここからは木星がホロスコープ上の各ハウスに入ったときにどのような捉え方をするのかを解説してきます。

1ハウス

幸運や拡大を表す木星が自分自身そのものを示す1ハウスに入ると、おだやかで面倒見の良い印象を与えることが出来ます。

前向きで誠実なため、周囲からの信頼も得られて、支えてくれる仲間に恵まれやすいです。

悪いものに対してははっきりと断絶し、正義感を持って公正さを大切にできる人でもあります。

木星の力をうまく生かしきれない場合は、楽観的すぎてのんきに思われたり、自分に甘くなって努力ができなくなりやすいです。

2ハウス

所有のハウスである2ハウスに木星がある人は、物質的な豊かさや経済的な安定を重要視する傾向があります。

お金の使い方に注意を払いつつ、自己投資や成長にも積極的に取り組むことができて、比較的金運がよいとされます。

資産を増やしていくことも得意でしょう。

ただし、浪費癖に気を付ける必要があります。適度な節約と賢い投資を心掛け、バランスの取れた経済管理を目指しましょう。

2ハウスの木星がネガティブに働いてしまうと、浪費癖が出たり、貯蓄ができなくなってしまうことがあります。

3ハウス

コミュニケーションや身近な人・ものとの交流をテーマとする3ハウスに木星がある人は、知性を働かせたり多岐にわたる人間関係を構築する能力があります。

好奇心旺盛でコミュニケーション能力が高いため、フットワーク軽く様々な人と交流することができます。

また、学習意欲が強く、知識を広げることに喜びを感じて、自分の興味のあることを納得行くまで調べ上げることも得意です。

3ハウスの木星がネガティブに働いてしまうと、興味が散漫になって得られるものが減ってしまったり、話を誇張しすぎてしまうことがあります。

4ハウス

家庭や家族を表す4ハウスに木星が入る人は、家族や家庭を最も重要視する傾向があります。

家族を支えたい・幸せにしたいという気持ちが強く、家族や家庭を大切にして居心地の良い環境を求める傾向があります。

仕事よりもプライベートを充実させることで幸福感を感じられやすいです。

4ハウスの木星がうまく活用できない場合は、身内に対して過保護になりすぎておせっかいに感じられてしまうことがあります。

5ハウス

自己表現や愛情を表す5ハウスに木星がある人は、表現力や創造性を活かして自己表現や恋愛をする傾向にあります。

芸術や演劇などの分野で伝えたいことを穏便に表現することができたり、自分を印象付けられる表現が得意です。

恋愛においても積極的で、相手を尊重しつつロマンチックな関係を築くことが得意です。

5ハウスの木星がネガティブに働くと、自己中心的になってしまったり、ないものねだりが強くなってしまうことがあります。

6ハウス

労働や義務、健康がテーマとなる6ハウスに木星がある人は、勤勉で地道な努力をすることが得意な傾向にあります。

仕事でやるべきことを淡々とこなしたり、組織の中で働くことが容易にできます。

また、健康管理にも積極的で、少しでも体調が悪くなればケアをするという習慣によって、比較的健康に過ごせる方が多いです。

6ハウスの木星がうまく活用できない場合は、作業が溜まってやることが増えたり、仕事でのストレスを感じやすくなることがあります。

7ハウス

人間関係や契約を表す7ハウスに木星がある人は、人間関係を重要視し、人とのつながりを大切にする力を持っています。

社交的で調和を重視することができるため、快適なパートナーシップを築くことができるでしょう。

協力的な姿勢を持ち、他者とのコミュニケーションが得意です。交渉事なども任されることが多いでしょう。

7ハウス木星がネガティブに働いてしまうと、受け身の姿勢になりすぎたり、周囲の意見に流されやすくなることがあります。

8ハウス

共有のハウスである8ハウスに木星がある人は、深い洞察力を持ち、精神性に関して興味を持つ傾向があります。

人と深い結び付きを得ることで、相手のために自分のリソースを積極的に提供することができます。何を求めているのかもしっかり見通せるでしょう。

また、人と共有する財産や相続などで恵まれやすいという特徴もあります。

8ハウス木星がネガティブに働くと、人の支援や財産を当てにしすぎて自分から行動する意欲が減ってしまうことがあります。

9ハウス

探求や冒険を表す9ハウスに木星が入っている人は、広い視野を持ち、知識や学問に熱心に取り組みたい気持ちが高まるでしょう。

異文化や海外との交流を楽しむことが得意で勉強熱心です。海外に移住する、外国の方と結婚するなど海外との縁がある方も多いです。

冒険心旺盛なので、新しい経験や遠方への旅行を好む傾向にあります。知らないことを知るということに楽しみを感じるでしょう。

9ハウス木星がうまく活用できない場合は、無謀なチャレンジをしがちになったり、楽観的すぎてだらけてしまう場合もあります。

10ハウス

社会性を表す10ハウスに木星がある人は、社会的成功を得ることに対して意欲を持って取り組める傾向にあります。

野心的でリーダーシップを発揮し、成功を収めることができるでしょう。社会的成功=人生の成功と考える事が多いです。

組織で働くことに長けていて、管理能力もあるため、管理職やマネジメントをする仕事に向いています。

10ハウス木星がネガティブに働くと、仕事に熱心でない人へのあたりが強くなったり、希望的観測で分析が甘くなる場合があります。

11ハウス

コミュニティを表す11ハウスに木星がある人は、横のつながりが強いコミュニティでの活動に縁があります。

友人や仲間との絆を大切にして、共通の目標や利益を追求できるため、コミュニティとしての大きな成果を得られたり、個人としても満足する活動ができるでしょう。

社会的なネットワークを広げることに喜びを感じる人が多いです。

11ハウス木星がネガティブに働いてしまうと、自己主張が強くなって人間関係に影響を及ぼす場合があります。

12ハウス

無意識や秘密など見えないものを表す12ハウスに木星がある人は、知らず知らずのうちに人から助けられたり逆に助けてあげられる傾向があります。

無意識の内にピンチを回避することが多く、表立って運がいいと思うよりは、どちらかというと謙虚な人が多いです。

豊かな感性を持ち、スピリチュアルな探求に興味を持つこともあります。

12ハウス木星がうまく活用できない場合は、自己犠牲に走りがちで、自分を後回しにしてしまうことがあります。

まとめ

この記事では、西洋占星術における「木星」について解説してきました。

木星は幸運や拡大を表す天体でした。木星をうまく使いこなすことができれば、成長のためのヒントやラッキーポイントを知る手掛かりとなります。

ご自身の木星をうまく活用して、日々を快適に過ごすためのヒントを見つけてみてください!

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