あなたは西洋占星術でさそり座がどんなことを表すサイン(星座)なのか知っていますか?
さそり座は意志の強さや秘密主義が特徴のサインです。
西洋占星術的には、サインを読み解くことで惑星が「どのような形で発揮されるか」がわかると言われています。
この記事では、西洋占星術における「さそり座」がどんなことを表すサインなのか、各惑星やハウスに該当したときにはどう読み解けばいいのかを解説していきます!
この記事を読めば、さそり座の表す特徴がわかります!
さそり座ってどんなサイン(星座)?
意志の強さや秘密主義を表すサイン!
さそり座は占いでは意志の強さや秘密主義を表すサインです。深掘りする力が強く、クールに見えて実は熱い意志を持っています。
このさそり座の力をうまく活用することができると、どんなことがあっても意志を貫くことができます。
逆に、うまく活用できないと、嫉妬心が出たり報復に走ることもあります。
- 意志の強さ
- 秘密主義
- 深掘り
さそり座はこんな属性
ホロスコープ上でさそり座を表すマークはこちらになります。
サインのポジティブ(男性宮)/ネガティブ(女性宮)を区別する2区分の場合、さそり座は「ネガティブ(女性宮)」に入ります。
ネガティブというのは、感情や気持ちのことではなく、エネルギーが内に向かいやすかったり、受け身でひかえめな性質を表します。
サインを3つに区別する3区分の場合、さそり座は「不動宮」に入ります。
不動宮は安定感があり変化がない状態に充足感を感じます。さそり座のほかに牡牛座、獅子座、水瓶座も同じ不動宮のグループです。
サインを4つに区別する4区分の場合、さそり座は「水」の星座に入ります。
水星座は感情を重視します。共感力に優れていて直感力も強い傾向もあります。さそり座のほかに、蟹座、魚座も同じ水星座のグループです。
さそり座のルーラーは冥王星です。冥王星がさそり座に入るとより強力に力を発揮します。
また、副守護星は火星です。冥王星が発見される前は火星が守護星となっていたため、現在でも影響が強いと言われています。
さそり座に各惑星が入ると?
ここからはホロスコープ上でさそり座に各惑星が入ったとき、どのような捉え方ができるか解説してきます。
太陽
意志の強さや秘密主義を表すさそり座に太陽が入ると、物事を深部まで見通して突き詰める力が高まります。
ひとつのことに情熱を傾けて、逆境にも負けず物事を極めることが得意なタイプです。人間関係でも心から信頼できる人と深く関わりたいと感じる人が多いでしょう。
自身のことや本心を明かさない秘密主義や無口な人が多いとされています。
さそり座の性質がマイナスに働くと、深堀りできるものを見つけられずに気持ちが満たされなかったり、傷つくことや裏切りがあると報復や復讐の気持ちが出てくることがあるかもしれません。
月
さそり座に月が入っていると、物事の本質を見抜く力を高く持っています。
とても洞察力が高く、じっくりと相手と向き合うことで、本音や嘘を見抜くことができるタイプです。
また、ひとつのことに徹底的に取り組めたり、トラブルがあっても物ともせず自分がどう対処すればよいか見極めることができます。
月さそり座の力をうまく活用できないと、人を疑いやすくなってしまったり、執着心が強くなってしまいます。
水星
さそり座に水星が入っていると、探究心が高まります。
興味を持ったことはプロレベルまで深く極めたいタイプです。また、鋭い洞察力があるため、嘘や上辺だけの言葉を見抜くことも得意です。
コミュニケーション面では、口が固く心を開いている人でないと本心を見せない傾向にあります。
水星さそり座がネガティブに働いてしまうと、深く考えすぎて結論が出せなくなってしまったり、迷走状態になってしまいそうです。
金星
さそり座に金星が入っていると、深い絆や深い考えが恋愛・金銭面で発揮されます。
恋愛面では、相手と心の奥深くまで繋がりを持ちたいと思うでしょう。この人だと思える人に出逢えば一途に愛情を届けて裏切ることはありません。
金銭面では、家族や知り合いから継承することで財を成せる可能性が他の星座よりも高いです。
金星さそり座がネガティブに働いてしまうと、相手への思いが強すぎて重く感じられるようになってしまったり、お金を使う際の自分ルールが他の人に受け入れられない場合があります。
火星
さそり座に火星が入っていると、ミステリアスな魅力や秘められた人間性を持つタイプです。
醸し出している雰囲気がすでに人をひきつけていて、話さなくても魅力が自然と伝わります。
また、表向きは冷静だったとしても、人が見ていないところで行動力を発揮したり、目的を達成するまで諦めずに努力を続けることができるタイプでもあります。
火星さそり座がネガティブに働いてしまうと、怒りが制御できず周囲を困惑させてしまう場合があります。
木星
さそり座に木星が入っていると、強い意志を貫いたり、洞察力を発揮することが幸運への近道です。
情熱的で深い感情を持てるため、人間関係において唯一無二な深い絆を築くことで安心できる関係を作れたり、頼れる存在ができるでしょう。
また、意志を最後まで貫くことで、誰も見つけられなかったような幸運を手に入れたり、大きな成果を得ることができるでしょう。
木星さそり座がネガティブに働いてしまうと、嫉妬心や怒りなどのネガティブな感情が収まらずに、人間関係にヒビが入る可能性があります。
土星
さそり座に土星が入っていると、人を信用することに疑いを持ちやすいでしょう。
信じた人に裏切られることに恐れを抱きやすいです。そのため、人と関わることを避けることも。
相手のリアクションに怯えるより、自分が主導権を握る意識を持つことで、だんだん苦手意識が和らいでいきます。
土星さそり座がネガティブに働いてしまうと、相手が知らない内にスマホを見たり、せっかくの親切でも下心を疑ってしまうことがあります。
天王星
さそり座に天王星が入っていると、変革を徹底的に成し遂げる力が強いでしょう。
表向きだけ変化させておこうという軽い気持ちではなく、やるなら徹底的にやり切る力があります。
成し遂げたときには以前のものが思い出せないくらいがらっと変わっているでしょう。
天王星さそり座がネガティブに働いてしまうと、徹底的にやりすぎて周囲を置いてけぼりにしてしまうことがあります。
海王星
さそり座に海王星が入っていると、物事を深く追求したい気持ちや深く人を理解する力が強いでしょう。
追求するために強い集中力を発揮したり、人の気持ちを詮索する力も持っています。
目に見えないものや霊的なものを心の支えにする人もいます。
海王星さそり座がネガティブに働いてしまうと、盲目になりすぎて周囲が見えなくなってしまうことがあります。
冥王星
さそり座に冥王星が入っていると、嘘偽りが崩壊したり、性的な常識が大きく変わることがあります。
本物を追求する力が高まり、嘘や偽り、幻想で固められたものは衰退を余儀なくされます。また、性的マイノリティが受け入れられるようになったり、多種多様な性というものが構築されることも。
冥王星がさそり座にあるときに生まれた世代は、本物にこだわる力が強く人一倍見抜く能力もあります。
冥王星さそり座がネガティブに働いてしまうと、破壊と再生の力が強く大きなインパクトとなりすぎてダメージが大きくなる場合があります。
さそり座に各ハウスが入ると?
ここからはさそり座にホロスコープ上の各ハウスが入ったときにどのような捉え方をするのかを解説してきます。
1ハウス
意志の強さや秘密主義を表すさそり座に自分自身そのものを示す1ハウスが重なると、強い精神力を持ち黙々と行動する性質があります。
自分のことを人に話すことは少なく、1人で黙々と作業をすることを好みます。一度決めたら決定を覆すことをしません。
洞察力も強く、人が何を言いたいのか伝えていなくてもわかってしまうでしょう。
1ハウスさそり座の力をうまく生かしきれない場合は、自己開示が少なくてとっつきづらく感じられることがあります。
2ハウス
所有のハウスである2ハウスにさそり座が重なる場合は、限界まで突き詰めることで価値あるものを得ていく傾向があります。
金銭や価値のあるものを得るためには妥協を許さず、やれることはすべてやりきりたいという人が多いです。
お金の使い方としては、貸し借りをする傾向にあります。
2ハウスさそり座がネガティブに働いてしまうと、妥協しない姿勢が視野の狭さにつながることがあります。
3ハウス
コミュニケーションや身近な人・ものとの交流をテーマとする3ハウスにさそり座が重なる人は、相手の様子を洞察する力が強く働くタイプです。
たくさん会話をしなくても相手の様子や求めていることがよくわかってしまうでしょう。
また、学習面では1つのことを追求する力が強いです。いろんなことをまんべんなくやるのは苦手意識があります。
3ハウスさそり座がネガティブに働いてしまうと、口数が少なくて何を考えているのかわからないと思われることがあります。
4ハウス
家庭や家族を表す4ハウスにさそり座が重なる人は、何をしてでも家族を守る意志の強さがあります。
家庭内では家族が何を考えているのか察する力が強く、望みを叶えてあげるために手を尽くすことが多いでしょう。
また、プライベートのことを他人には明かさない人も。
4ハウスさそり座がうまく活用できない場合は、手段を選ばず強引になってしまうことがあります。
5ハウス
自己表現や愛情を表す5ハウスにさそり座が重なる場合は、趣味や恋愛に対して没頭する傾向があります。
趣味や恋愛こそが自分を表す重要な時間という認識があり、寝食を忘れて取り組みたいと思うでしょう。
恋愛においては自分からアピールすることが少なく、ミステリアスな雰囲気が魅力になります。
5ハウスさそり座がネガティブに働くと、没頭しすぎて生活が不規則になったり仕事に手がつかないことがあります。
6ハウス
労働や義務、健康がテーマとなる6ハウスにさそり座に重なる場合は、仕事に全力投球する意志の強さがあります。
何が何でも結果を出すとばかりに、休憩も取らず作業をしたり、限界まで働くこともあります。
研究職や職人的な仕事に適性があります。
6ハウスさそり座がうまく活用できない場合は、仕事に全力を出さない人を排除してしまうことがあります。
7ハウス
人間関係や契約を表す7ハウスにさそり座が重なっている場合は、とても深い人間関係を構築するタイプです。
上辺だけのコミュニケーションではなく、本音で語り合ったり、心の奥まで見通したいと思うことが多いです。
結婚生活でも自分も相手も同じくらい親密になることを求めるでしょう。
7ハウスさそり座がネガティブに働いてしまうと、相手に少しでも受け入れられない部分があれば完全に縁を切ることがあります。
8ハウス
共有のハウスである8ハウスにさそり座が重なっている場合は、親密な他者とすべてを共有したいと思う傾向にあります。
親密な相手に対してすべてを知っていたい、全てをさらけ出したいという気持ちになることが多いです。
性的に依存する可能性もあります。
8ハウスさそり座がネガティブに働くと、相手をコントロールしたい気持ちが強すぎて束縛につながることがあります。
9ハウス
探求や冒険を表す9ハウスにさそり座が入っている人は、1つのことに集中して探求する傾向があります。
自分が探求したいことがあればその分野を徹底的に学びます。寝食を忘れて研究し続けるでしょう。
周囲にも同じくらいの没頭を求めることもあります。
9ハウスさそり座がうまく活用できない場合は、1つのことに集中しすぎて他のことが見えなくなることがあります。
10ハウス
社会性を表す10ハウスにさそり座が重なっている場合は、社会的成功を得るために極限まで突き詰められる傾向があります。
1つのことを極めることができるタイプです。妥協はなく納得がいくまで作業を続けたり探求をするでしょう。
研究職や専門知識が必要な仕事に縁があります。
10ハウスさそり座がネガティブに働くと、自分の突き詰める働き方を他者にも強制させる可能性があります。
11ハウス
コミュニティを表す11ハウスにさそり座が重なっている場合は、心の奥まで通じ会える仲間を求めるタイプです。
多くの人と関わるよりも、心が通じ合う少ない人数のコミュニティのほうが居心地よく感じます。
仲間が何を考えているのか自分にとっての味方であるのかを察知する力も強いです。
11ハウスさそり座がネガティブに働いてしまうと、仲間に対する嫉妬心が強くなりコミュニティが混乱してしまうことがあります。
12ハウス
無意識や秘密など見えないものを表す12ハウスにさそり座がある場合は、いざというときに強い力が出せるタイプです。
普段は普通に振る舞っていても、いざというときに洞察力や再生力を発揮してて窮地を脱することがあります。
スピリチュアルやアート、占いなどを深く追求したくなる人もいます。
12ハウスさそり座がうまく活用できない場合は、物事を極端に考えすぎる場合があります。
まとめ
この記事では、西洋占星術における「さそり座」について解説してきました。
さそり座は意志の強さがあり秘密主義なサインでした。さそり座の力をうまく活用できれば、徹底的に物事を追求して1つの答えにたどり着くことができます。
ご自身のさそり座をうまく活用して、強い意志を持った生活を目指してみてください!