あなたは西洋占星術で2ハウスがどんなことを表すハウスなのか知っていますか?
西洋占星術的には、ハウスを理解することで惑星のエネルギーが「どんな場面で発揮されるか」がわかると言われています。
この記事では、西洋占星術における「2ハウス」がどんなことを表すハウスなのか、各惑星やサインが入ったときにはどう読み解けばいいのかを解説していきます!
この記事を読めば、2ハウスの表す特徴がわかります!
2ハウスって何を表すの?
価値あるものや金銭を表すハウス!
2ハウスは価値あるものや金銭を表すハウスです。金銭や財産、才能など自分でコントロールできる価値あるものを示しています。
価値あるものに対する価値観やどのように扱うかを読み解くことができます。
- 金銭・財産
- 才能
- 自分で得られる価値あるもの
2ハウスに各惑星が入ると?
ここからはホロスコープ上で2ハウスに各惑星が入ったとき、どのような捉え方ができるか解説してきます。
太陽
所有のハウスである2ハウスに太陽がある人は、豊かさを追い求めることが人生の目的になる傾向があります。
多くの収入を得ることに重点をおいていることが多く、お金のために働き資産運用なども通じて稼ぐということがテーマになります。また、特定のものを集めるコレクター的な趣味を持つ人もいるでしょう。
稼ぐだけではなく貯蓄の能力も高くあります。
2ハウスで太陽の力を生かしきれない場合は、お金に執着をしてしまいお金が使わない生活が楽しめなかったり、頻繁に浪費してしまうことがありそうです。
月
2ハウスに月が入っていると、お金や物質的な豊かさを得ることで感情が安定するタイプでしょう。
経済的に安定していないと落ち着かないという人が多いため、ストレス発散や気持ちを安定させるためにお金を使うことになります。
将来を見越して貯金をしておくことで老後の安心を得たいと思う傾向にあります。
2ハウスの月を上手く活用できない場合は、お金に振り回されてしまったり、欲しい物が得られないことに過剰にストレスを感じてしまいそうです。
水星
2ハウスに水星が入っていると、知識やコミュニケーションに価値を感じる傾向があります。
自分の能力や知識を生かした仕事をしたり、人とのコミュニケーションが多い仕事でお金を稼ぐ資質をもっています。
また、頭の回転も早いため、さまざまなアイデアを持っていたり、合理的に収入を得ていく能力が高いでしょう。
2ハウスの水星がネガティブに働いてしまうと、お金のために人情を切り捨ててしまう可能性があります。
金星
2ハウスに金星が入っていると、美しいものや五感に関わるものに価値を感じる傾向があります。
美に関わる仕事や社交的に動くことでお金を稼ぐ資質をもっています。
また、お金を表す金星が所有のハウスに入っているということで生まれつき財運に恵まれている人も多いです。
2ハウスの金星がネガティブに働いてしまうと、無駄遣いをしやすくなったり、物欲を抑えられなくなってしまうことがあります。
火星
2ハウスに火星が入っていると、スピーディーに資産を得る能力を持つ傾向があります。
やる気があることに対しては短期間に強い集中力で一気に稼ぐ資質をもっています。リスクを取ることも厭いません。
また、体力が必要な仕事にも適性があるでしょう。
2ハウスの火星がネガティブに働いてしまうと、無謀なギャンブルや投資で失敗してしまったり、得たお金をすぐに使ってしまって手元に残らなくなってしまうことがあります。
木星
2ハウスに木星が入っていると、物質的な豊かさや経済的な安定を重要視する傾向があります。
お金の使い方に注意を払いつつ、自己投資や成長にも積極的に取り組むことができて、比較的金運がよいとされます。資産を増やしていくことも得意でしょう。
ただし、浪費癖に気を付ける必要があります。適度な節約と賢い投資を心掛け、バランスの取れた経済管理を目指しましょう。
2ハウスの木星がネガティブに働いてしまうと、浪費癖が出たり、貯蓄ができなくなってしまうことがあります。
土星
2ハウスに土星が入っていると、堅実な金銭感覚を持つ傾向があります。
お金を稼ぐためには勤勉に働いたり苦労をすることが当然必要だと考える人が多いです。資産を増やしていくことも得意でしょう。
お金の使い方も倹約家で、浪費は避ける傾向にあります。投資よりも貯蓄に目が向きます。
2ハウスの土星がネガティブに働いてしまうと、お金を使ったほうがいい場面で躊躇してしまったり、効率的なお金稼ぎを批判しすぎることがあります。
天王星
2ハウスに天王星が入っていると、これまでになかった方法で富を得る傾向があります。
会社や組織に属するよりもフリーランスで活動するほうが向いているタイプです。画期的なアイデアを活かしてビジネスを展開していけるでしょう。
珍しいものや人が持っていないものを入手するためにお金を使いたくなることも。
2ハウスの天王星がネガティブに働いてしまうと、お金を使ったほうがいい場面で躊躇してしまったり、効率的なお金稼ぎを批判しすぎることがあります。
海王星
2ハウスに海王星が入っていると、自分の感性や芸術センス、直感力で富を得る傾向があります。
スピリチュアル系のことに興味を持ったり、芸術センスを活かした仕事で収入を得られる人が多いです。
お金の使い方はどちらかというとルーズで、いつのまにかお金が減っていたと感じるでしょう。
2ハウスの海王星がネガティブに働いてしまうと、通販のような謳い文句に騙されて粗悪な商品を買ってしまったり、詐欺に合うこともあります。
冥王星
2ハウスに冥王星が入っていると、価値のあるものに対して深くまで追求できるタイプです。
お金を得ることや増やすことにとてつもないエネルギーを使うことができます。お金=権力と捉えていることも。
とにかくお金を手放したくないというマインドも強いです。
2ハウスの冥王星がネガティブに働いてしまうと、エネルギーを使いすぎて返って財産をなくしてしまうこともあります。
2ハウスに各サインが入ると?
ここからは2ハウスにホロスコープ上の各サインが入ったときにどのような捉え方をするのかを解説してきます。
牡羊座
所有のハウスである2ハウスに牡羊座が重なる場合は、自分の力で金銭や価値あるものを得ていこうとする傾向があります。
お金を稼ぐためには自分の力で切り開きたいと考えている人が多いです。自分でゲットしたものに対して勝ちを感じるでしょう。肉体労働やスポーツなどで金銭を得ていく人もいます。
お金の使い方はこれと思うものがあったら臆せず出費ができるでしょう。散財がちな傾向にあります。
2ハウス牡羊座がネガティブに働いてしまうと、物欲が強すぎて不要なものまで買ってしまったり、継続ができずに金銭を得られなくなることがあります。
牡牛座
2ハウスが着実さや五感を表す牡牛座に重なると、自分なりのこだわりを活かして価値あるものを得ていく傾向があります。
こだわりを追求して努力を積み重ねることができます。職人のように1つのことを鍛錬し続けたり、五感を活かして金銭を得ていく人もいます。
お金の使い方は貯蓄中心ですが、自分の五感を刺激するものには出費を厭わないでしょう。
2ハウス牡牛座がネガティブに働いてしまうと、こだわりを優先しすぎてチャンスを逃すことがあります。
双子座
2ハウスがフットワークの軽さや好奇心旺盛さを表す双子座に重なると、コミュニケーション力や知識を活かして価値あるものを得ていく傾向があります。
人に何かを伝えたり、新しい情報を伝達する形で富を形成していきます。持ち前のコミュニケーション力で協力関係を構築することも得意です。複数の収入源を保つ場合も。
お金の使い方は新しいものや話題のものに対して多く出費する傾向があります。
2ハウス双子座がネガティブに働いてしまうと、いろんなことに興味を持ちすぎて得られる価値が薄くなることがあります。
蟹座
2ハウスが思いやりの強さや家庭的なマインドを表す蟹座に重なると、安定して価値あるものを得ていくことに重きを置く傾向があります。
物質的な安定が心の安定につながるタイプで、金銭的に大きな冒険はしないタイプでしょう。
お金の使い方としては、あまり浪費はしないですが、家族に関わることや家の中の生活を快適にするものに対して使いたくなる傾向にあります。
2ハウス蟹座がネガティブに働いてしまうと、心が不安定なときに浪費傾向になることがあります。
獅子座
2ハウスがリーダーシップの強さや自信を表す獅子座に重なると、自分の力で展開を切り開いて価値あるものを得ていく傾向があります。
価値あるものやお金を多く持つことが人間の格に直結すると捉える人が多いでしょう。
お金の使い方としては、どちらかというと派手に使う傾向があります。ブランド物や一品ものなどにお金をかけたいと思うことも。
2ハウス獅子座がネガティブに働いてしまうと、見栄をはるために浪費傾向になることがあります。
乙女座
2ハウスが奉仕精神や完璧主義を表す乙女座に重なると、勤勉に働くことで価値あるものを得ていく傾向があります。
労働で価値を得ていくタイプで、ビジネスセンスを活かしたり、知性を活かしていけるでしょう。
お金の使い方としては、管理能力があるため支出の把握をしっかりしたり、使うところと節約するところをしっかり区別できます。
2ハウス乙女座がネガティブに働いてしまうと、迅速に進めていくことに苦手意識を持つことがあります。
天秤座
2ハウスがバランス感覚や美的感覚を表す天秤座に重なると、人と関わることで価値あるものを得ていく傾向があります。
さまざまな人と関係を築くことで有益なものを得たり、富を形成していきます。
お金の使い方としては、節約しすぎず浪費しすぎずで、服やアクセサリーなどに使う傾向があります。
2ハウス天秤座がネガティブに働いてしまうと、人が見ていない場面でお金の使い方が荒れることがあります。
さそり座
2ハウスが意志の強さや秘密主義を表すさそり座に重なると、限界まで突き詰めることで価値あるものを得ていく傾向があります。
金銭や価値のあるものを得るためには妥協を許さず、やれることはすべてやりきりたいという人が多いです。
お金の使い方としては、貸し借りをする傾向にあります。
2ハウスさそり座がネガティブに働いてしまうと、妥協しない姿勢が視野の狭さにつながることがあります。
射手座
2ハウスが冒険家や楽観的な様子を表す射手座に重なると、自由に働くことで価値あるものを得ていく傾向があります。
自分で思いついたことにチャレンジしていくことで、富を得ることができます。
お金の使い方としては、ほしいと思ったものには制限なく出費するタイプです。いずれ戻ってくると前向きでしょう。
2ハウス射手座がネガティブに働いてしまうと、楽観的すぎて重要な問題への対処が遅くなることがあります。
山羊座
2ハウスが責任感の強さやハードワークを表す山羊座に重なると、努力で価値あるものを得ていく傾向があります。
特に金銭的に努力を重ねることで得ていこうとするマインドが強いでしょう。得られるまで諦めません。
お金の使い方としては、管理がしっかりしていて無駄な出費は少ない方でしょう。
2ハウス山羊座がネガティブに働いてしまうと、出費をすべきところでも禁欲的になって制限してしまうことがあります。
水瓶座
2ハウスが型破りや合理的なマインドを表す水瓶座に重なると、常識を疑う力で展開を切り開いて価値あるものを得ていく傾向があります。
これまでの常識ではできないことを実現させることで、価値あるものを得ていきます。発想力命です。
お金の使い方としては、新しいものや宇宙・ITに関するものに使いたい人が多いでしょう。
2ハウス水瓶座がネガティブに働いてしまうと、先進的すぎて時代が追いつかないことがあります。
魚座
2ハウスが感受性の豊かさや直感を表す魚座に重なると、感性を活かして価値あるものを得ていく傾向があります。
共感能力の高さを活かした仕事や直感で動くことを意識することで金銭や価値あるものを手に入れることができます。
お金の使い方としては、何に使ったのかを把握することが少なく、気づいたらいつのまにかたくさん使っていたと感じる人が多いです。
2ハウス魚座がネガティブに働いてしまうと、ナイーブになって能力を発揮できなくなることがあります。
まとめ
この記事では、西洋占星術における「2ハウス」について解説してきました。
2ハウスは価値あるものを表すエリアでした。2ハウスを読み取ることで、お金の稼ぎ方や使い方、才能の活かし方がわかります。
ご自身の2ハウスをうまく活用して、自分にあった財産の得方を知ってください!