あなたは西洋占星術で天秤座がどんなことを表すサイン(星座)なのか知っていますか?
天秤座はバランス感覚があり、美的感覚が強いサインです。
西洋占星術的には、サインを読み解くことで惑星が「どのような形で発揮されるか」がわかると言われています。
この記事では、西洋占星術における「天秤座」がどんなことを表すサインなのか、各惑星やハウスに該当したときにはどう読み解けばいいのかを解説していきます!
この記事を読めば、天秤座の表す特徴がわかります!
天秤座ってどんなサイン(星座)?
バランス感覚や美的感覚を表すサイン!
天秤座は占いではバランス感覚や美的感覚を表すサインです。関係性をうまく取り持つ能力や芸術センスが高いです。
この天秤座の力をうまく活用することができると、円満な人間関係を築くことができます。
逆に、うまく活用できないと、各方面に気遣いすぎて自分の意見を反映できないこともあります。
- バランス感覚
- 美的感覚
- 人間関係
天秤座はこんな属性
ホロスコープ上で天秤座を表すマークはこちらになります。
サインのポジティブ(男性宮)/ネガティブ(女性宮)を区別する2区分の場合、天秤座は「ポジティブ(男性宮)」に入ります。
ポジティブというのは、感情や気持ちのことではなく、エネルギーが外に向かいやすかったり、陽気な性質を表します。
サインを3つに区別する3区分の場合、天秤座は「活動宮」に入ります。
活動宮は文字通り活発で、何かをスタートさせるときや行動しているときに充足感を感じます。天秤座のほかに牡羊座、蟹座、山羊座も同じ活動宮のグループです。
サインを4つに区別する4区分の場合、天秤座は「風」の星座に入ります。
風星座は思考を重視し論理的な視点を持ちます。コミュニケーションを重視する傾向もあります。天秤座のほかに、双子座、水瓶座も同じ風星座のグループです。
天秤座のルーラーは金星です。金星が天秤座に入るとより強力に力を発揮します。
天秤座に各惑星が入ると?
ここからはホロスコープ上で天秤座に各惑星が入ったとき、どのような捉え方ができるか解説してきます。
太陽
バランス感覚や美的感覚を表す天秤座に太陽が入ると、人と人(もしくは自分)とを取り持とうとする力が高まります。
バランス感覚が抜群で常に周囲との兼ね合いを考えているタイプです。ときには人に譲って、ときには自分の要求をうまく伝えて自身が不利にならないようにコントロールできます。
外向性・社交性が高く、特に対人関係ではスマートに振る舞えるでしょう。公平さ・平等さを保つことも得意です。
太陽てんびん座がネガティブに働くと、周囲を気にしすぎて自身の希望が叶わなくなったり、周囲の目を気にしすぎてしまう場合があります。
月
天秤座に月が入っていると、他者の存在をとても気にする性格になるでしょう。
自分が他者からどのように思われているかや、どうしたら他者と良い関係性を築いていけるかを無意識に考えて行動するタイプです。
月の力をうまく生かせると、社交的で円滑な人間関係を築くことが上手く、自然と人を喜ばせることが言えたり、周囲と協力的になれるようになります。
逆にうまく活用できない場合は、人の目を気にしすぎて優柔不断になってしまったり、自分をよく見せようとして見栄を張ってしまうことがあります。
水星
天秤座に水星が入っていると、社交的な能力が人一倍あるタイプです。
どんな相手でもそつなく対応することができます。また、公平に物事を考えられる力があるため、さまざまな可能性を比較した上で客観的な結論を出すことができます。交渉や公平な判断が求められる仕事に適性があります。
コミュニケーション面では、自分も相手も平等に接することができます。
水星てんびん座の力がマイナスに働いてしまうと、人に気を使いすぎて自分の意見が言えなくなってしまったり、客観的な考え方がしづらくなってしまうでしょう。
金星
天秤座に金星が入っていると、人との縁を大切にできるタイプです。
恋愛面では、相手との駆け引きが上手くお互いが満足できる関係性を構築できます。相手からの見られ方も意識できるためメイクやファッションにも気を使えるでしょう。
金銭面では、お金を使う基準をしっかり持っているため無駄遣いはしない傾向にあります。
金星てんびん座の力がマイナスに働いてしまうと、お相手と上辺の恋愛になってしまったり、人の欲しい物を優先して自分が本当に欲しい物を手にできなくなることがあります。
火星
天秤座に火星が入っていると、目的達成のために周囲の人をうまく活用できるタイプです。
さまざまな人との縁をつなぎ、その人達の力を借りて努力できます。自分も相手もwin-winな形で手を打つことが器用にできる人が多いです。
交渉力にも長けているため、自分側の条件を受け入れてもらうために相手をよく観察し、うまい落とし所を探っていけるでしょう。
火星てんびん座の力がマイナスに働いてしまうと、スマートさを求めるあまり、感情を表に出すことができずに自分から負けを選択してしまうことがあります。
木星
天秤座に木星が入っていると、公平さや調和を重んじたり、人間関係を豊かにすることが幸運の鍵です。
社交性を活かして様々な人と交流したり、交渉をうまくまとめることで、自分が望む未来を引き寄せることができます。
また、美的センスに優れているため、服装やメイクに力を入れるとより自分に自信を持てるでしょう。
木星てんびん座の力がマイナスに働いてしまうと、優柔不断になりがちで、人に流されやすくなることがあります。
土星
天秤座に土星が入っていると、人との適切な距離感に悩みやすいです。
どれくらいの距離感で接すればよいのかが掴みづらかったり、どうやって相手への好意を伝えるべきかなかなか答えが出せないでしょう。金星が守護星のため、場合によっては自分の容姿にコンプレックスを抱くこともあります。
相手をよく観察し望んでいることを感じ取っていくことで徐々に人付き合いにも慣れていきます。
土星てんびん座の力がマイナスに働いてしまうと、人付き合いの自信のなさから必要以上に要求を飲もうすることがあります。
天王星
天秤座に天王星が入っていると、全体のバランスを見ながら変革を進めていける人です。
過度に進みすぎていないか、ついていけていない人がいないかなど周りを見ながら無理なく変化を起こせます。
また、美的意識もあるため、ファッションやメイクなどの分野で新たなものを生み出す力も強いでしょう。
天王星てんびん座の力がマイナスに働いてしまうと、周囲とのバランスを意識しすぎるあまり自分のことが後回しになってしまうことがあります。
海王星
天秤座に海王星が入っていると、周囲の人とうまくコミュニケーションをとって付き合っていくことを理想としやすいです。
人との距離感をうまく取れたり、相手のことで自分も喜べるという人も多いです。
相手が何を考えているかをよく理解でき、それを踏まえて対応を取ることも得意でしょう。
海王星てんびん座の力がマイナスに働いてしまうと、周囲とのバランスを意識しすぎるあまり自分で決断ができなくなってしまうことがあります。
冥王星
天秤座に冥王星が入っていると、パートナーシップや人付き合いのあり方が大きく変わる時期です。
恋愛のあり方や結婚までの手段が広がったり、友達の定義が変わってくることも。多様な人と人間関係を結べるように進化してきています。
冥王星がてんびん座に入っているときに生まれた世代は、人間関係を結ぶことや好かれることは人生における最も大切なことというマインドを持つ人が多いです。
冥王星てんびん座の力がマイナスに働いてしまうと、人に好かれようとしすぎて自分を見失ってしまうことがあります。
天秤座に各ハウスが入ると?
ここからは天秤座にホロスコープ上の各ハウスが入ったときにどのような捉え方をするのかを解説してきます。
1ハウス
バランス感覚や美的感覚を表す天秤座に自分自身そのものを示す1ハウスが重なると、周囲を見ながら自分の行動を変えていける力があります。
周囲のことを気にしながら自分の振る舞いを変えられるタイプです。
美的感覚に優れていてファッションセンスがいいと褒められる人も多いでしょう。
1ハウス天秤座の力をうまく生かしきれない場合は、八方美人になりすぎてしまうことがあります。
2ハウス
所有のハウスである2ハウスに天秤座が重なる場合は、人と関わることで価値あるものを得ていく傾向があります。
さまざまな人と関係を築くことで有益なものを得たり、富を形成していきます。
お金の使い方としては、節約しすぎず浪費しすぎずで、服やアクセサリーなどに使う傾向があります。
2ハウス天秤座がネガティブに働いてしまうと、人が見ていない場面でお金の使い方が荒れることがあります。
3ハウス
コミュニケーションや身近な人・ものとの交流をテーマとする3ハウスに天秤座が重なる人は、相手を見ながらコミュニケーションの方法を変えていける器用なタイプです。
一方的に伝えるのではなく、相手が理解しやすいように表現を考えたり理解度を把握しながら話すことができます。
また、学習面ではまんべんなく学ぶ意欲がありますが、自分の世界に入ると1つのことに偏る場合も。
3ハウス天秤座がネガティブに働いてしまうと、相手に合わせすぎて伝えたいことを言えない場面があります。
4ハウス
家庭や家族を表す4ハウスに天秤座が重なる人は、家族にも気遣いをするタイプです。
家族が過ごしやすいように関係を取り持ったり、愚痴を聞いてあげられる人が多いでしょう。
また、自宅のインテリアや家具にこだわることもあります。
4ハウス天秤座がうまく活用できない場合は、本音を打ち明けることが苦手になることがあります。
5ハウス
自己表現や愛情を表す5ハウスに天秤座が重なる場合は、美的感覚を生かした自己表現をする傾向があります。
芸術的センスがあり、美術品や絵などの作品づくりが得意なタイプです。服飾などを趣味にする人もいるでしょう。
恋愛では相手と対等に接することを望む場合が多いですが、しっかり気遣いもできるタイプです。
5ハウス天秤座がネガティブに働くと、相手を気遣うあまり自分の想いを相手に伝えられなくなることがあります。
6ハウス
労働や義務、健康がテーマとなる6ハウスに天秤座に重なる場合は、バランス感覚を仕事に活かす力があります。
折衝能力が高く、交渉が必要な場面で活躍できる人が多いです。人間関係を取り持つ力を活かしてチーム内を円滑に回すことも得意です。
交渉が必要な仕事や美的センスを生かせる仕事に゙適性があります。
6ハウス天秤座がうまく活用できない場合は、決断を迫られる場面で優柔不断になることがあります。
7ハウス
人間関係や契約を表す7ハウスに天秤座が重なっている場合は、人間関係で調和を重んじるタイプです。
みんながwin-winでいられる関係性づくりに奔走します。人間関係の大切さを誰よりも実感するでしょう。
結婚生活では自分を愛してくれる人を選ぶことが多いでしょう。
7ハウス天秤座がネガティブに働いてしまうと、調和を重視するあまり妥協してしまうことがあります。
8ハウス
共有のハウスである8ハウスに天秤座が重なっている場合は、公平な関係性の人を深くまで理解する傾向にあります。
親密な相手と公平な関係性を望みます。良い関係性を維持するために努力できるでしょう。
どちらかというと特定の相手にのめり込むよりも理性を保てるタイプです。
8ハウス天秤座がネガティブに働くと、相手との関係が崩れることを恐れて言いたいことが言えなくなることがあります。
9ハウス
探求や冒険を表す9ハウスに天秤座が入っている人は、さまざまな分野を幅広く学んでいく傾向があります。
1つのことに集中するよりも幅広い知識を得るほうが性に合っています。
自分だけで学ぶよりも、人と関わって経験を通じた学びのほうがよく身につくでしょう。教え合うことで新たな気づきを得られます。
9ハウス天秤座がうまく活用できない場合は、人に詳しく聞くことを遠慮することがあります。
10ハウス
社会性を表す10ハウスに天秤座が重なっている場合は、人脈を活かして社会的成功を得られる傾向があります。
多くの人を結びつけたり、交渉力を活かした仕事ぶりで信頼を得られるようになるでしょう。
公平公正さが求められる仕事やコンサルタントなどの仕事に縁があります。
10ハウス天秤座がネガティブに働くと、人に気を遣いすぎて疲れてしまうことがあります。
11ハウス
コミュニティを表す11ハウスに天秤座が重なっている場合は、穏やかで調和の取れたコミュニティを求めるタイプです。
上下関係が厳しかったりルールの多いコミュニティよりも、みんなが横並びで穏やかに活動できるコミュニティを望みます。
コミュニティ内ではなるべく多くの人が納得できるように調整する力を発揮できるでしょう。
11ハウス天秤座がネガティブに働いてしまうと、色んな人に配慮して結論がなかなか出せなくなることがあります。
12ハウス
無意識や秘密など見えないものを表す12ハウスに天秤座がある場合は、無意識の内に対人配慮ができるタイプです。
無意識の内に人と人を結びつけていることがあります。協調性も強く気づいたら友人がたくさんできているでしょう。
また、自分の美意識や恋愛について周りに公表することが少ない一面も。
12ハウス天秤座がうまく活用できない場合は、和を乱すことを避けるあまり自分の感情を押さえつけてしまうことがあります。
まとめ
この記事では、西洋占星術における「天秤座」について解説してきました。
天秤座はバランス感覚があり、美的感覚に優れているサインでした。天秤座の力をうまく活用できれば、人とうまく関わりながら快適に過ごすことができます。
ご自身の天秤座をうまく活用して、人の絆を感じられる生活を目指してみてください!