【西洋占星術】太陽ってどんなことを表す天体?サイン・ハウスに入った時の意味も解説!

あなたは西洋占星術で太陽がどんなことを表す天体なのか知っていますか?

よく友人同士で「○○座はこんな性格」という話をすることがありますが、この「○○座」というのはご自身が生まれたときに太陽が12星座のどこにあったを表しています。

このような話をすると、言われた性格はそんなにあたっていないんだよな…と思う人もいるでしょう。それもそのはずです。

実は、太陽はその人の性格を表す天体ではありません。では一体何を表しているのでしょうか?

この記事では、西洋占星術における「太陽」がどんなことを表す天体なのか、各サインやハウスに入ったときにはどう読み解けばいいのかを解説していきます!

太陽ってどんな天体?

人生の目標や公の自分を表す天体!

太陽は占いでは人生の目的・目標やそれを達成するための方法、公の自分を表す天体です。自分がこうなりたいという像であったり、表向きに見せる姿がわかります。

一般的な12星座占いで〇〇座というとたいていはその人の太陽が入っているサインを表しますね!

この太陽の力をうまく活用することができると、ご自身の資質を活用して、障害があってもそこをうまく乗り越えながら、人生の目標に向かって充実した人生を送ることができます。

逆に、うまく活用できないと、自分の望むようには生きづらくなってしまったり、フラストレーションが貯まることもありそうです。

こんなキーワードで語られる
  • 人生の目的・目標
  • 理想の姿
  • 表向きの自分

太陽はこんな属性

マーク

ホロスコープ上で太陽を表すマークはこちらになります。ぱっと見でわかるアイコンになっていますね。

公転周期

太陽の公転周期は1年です。ちょうど1年で12星座を1周します。

支配する星座

太陽はしし座の支配星です。そのため、太陽がしし座に入るとより強力に働きます。

年齢域

太陽の年齢域は24〜34歳です。

年齢域とは、それぞれの天体の力がより強く働き、天体が司っている能力が発達しやすいとされる期間を表すものです。

社会人として活躍したり新たな家族を迎えることもあるこの時期は、人生の目標を見い出す必要が出てきます。そして人生についてよく考え、何を実現していくかを決めていくとよいとされています。

象徴する色

太陽が象徴するのは金色、オレンジ、黄色です。太陽がさんさんと輝くような色ですね!

太陽が各サインに入ると?

ここからはホロスコープ上で太陽が各サインに入ったときにどのような捉え方ができるか解説してきます。

おひつじ座

人生の目標を表す太陽がスタートや情熱を表すおひつじ座に入ると、人生を開拓する力が高まります。

決めた目標に対して勇敢に立ち向かったり、開拓者として常に先頭に立っていく人です。あとに続く人たちが歩めるような道を切り開いていくでしょう。

常に全力投球で考える前に自然と体が動くタイプです。猪突猛進という言葉がぴったりでしょう。

太陽おひつじ座の特性をポジティブに発揮できない場合は、不完全燃焼になってもやもやしてしまったり、うかつに甘い話に飛びついて後々が大変になることもありそうです。

おうし座

太陽がおうし座に入っている人は、ほしいと思うものを手に入れようとする力が高まります。

ほしいと思うものは、美しいものや美味しいものといった五感に関わるものや金銭面など人それぞれですが、自分の手中に収めるために、粘り強く諦めないで努力ができる人たちです。

安定志向が強く、冒険は少し遠慮したいという気持ちを持ちがちです。

太陽おうし座の特性が発揮されない場合は、継続力がなくて得られるものがなくなってしまったり、型にはまった考え方しかできなくなってしまうということも考えられます。

ふたご座

太陽がふたご座に入っている人は、身軽に人生を渡り歩いていく力が高まります。

色んな人から得た幅広い情報や高いコミュニケーション能力を生かして、楽しく豊かに生活しようとする人たちです。また、マルチタスクが得意で幅広い方面の知識を生かせるでしょう。

知的なイメージもあり、多彩な能力を発揮していける可能性が高いです。

太陽ふたご座を活かしきれない場合は、いろいろなことに手を出してすぐに飽きてしまいそうです。結果的に得られる成果が少なくなってしまうことも。

かに座

太陽がかに座に入っている人は、信頼した人との関係を深めて安定した生活をする力が高まります。

自分の身内とも呼べる身近な人(家族に限らずかに座さんにとって大切な人)を積極的に守ろうとする気持ちが強くあります。内と外を区別する思考が強いため、場合によっては外と判断した人に対して厳しくなることも。

性別に限らず母親のようにやさしく周囲をケアしてくれる存在でもあります。

太陽かに座をうまく活用できない場合は、感情的になって周囲を振り回してしまうことがありそうです。

しし座

太陽がしし座に入っている人は、自己表現を通じて自身を打ち出す力が高まります。

自分に自信を持っていて、周囲に認められたり称賛される人生を望んでいる人が多いでしょう。リーダーシップを発揮して周囲を率いていく場面も多くありそうです。そのための努力も欠かさずできるタイプです。

クリエイティブな能力もあり、カリスマと呼ばれる人も多くいます。

太陽しし座の特性がうまく発揮できないと、自己中心的になってしまったり、周囲への気遣いが至らなくなってしまうことがあります。

おとめ座

太陽がおとめ座に入っている人は、 細部まで見通す力や完璧に物事を完遂しようとする力が高まります。

完璧主義で細かい部分にまで目が行き届くタイプです。分析力に優れており探究心も持っているため、仕事では一番頼りになるとも言われている星座さんです。特に専門分野を持つとよいとされています。

また、健康にも関心があり健康であろうとするための情報収集や行動は欠かしません。

太陽おとめ座がマイナスに働くと、木を見て森を見ずの状態になってしまったり、細かい部分を気にしすぎて心配性になったり人を批判してしまうこともありそうです。

てんびん座

太陽がてんびん座に入っている人は、人と人(もしくは自分)とを取り持とうとする力が高まります。

バランス感覚が抜群で常に周囲との兼ね合いを考えているタイプです。ときには人に譲って、ときには自分の要求をうまく伝えて自身が不利にならないようにコントロールできます。

外向性・社交性が高く、特に対人関係ではスマートに振る舞えるでしょう。公平さ・平等さを保つことも得意です。

太陽てんびん座がネガティブに働くと、周囲を気にしすぎて自身の希望が叶わなくなったり、周囲の目を気にしすぎてしまう場合があります。

さそり座

太陽がさそり座に入っている人は、物事を深部まで見通して突き詰める力が高まります。

ひとつのことに情熱を傾けて、逆境にも負けず物事を極めることが得意なタイプです。人間関係でも心から信頼できる人と深く関わりたいと感じる人が多いでしょう。

自身のことや本心を明かさない秘密主義や無口な人が多いとされています。

さそり座の性質がマイナスに働くと、深堀りできるものを見つけられずに気持ちが満たされなかったり、傷つくことや裏切りがあると報復や復讐の気持ちが出てくることがあるかもしれません。

いて座

太陽がいて座に入っている人は、冒険心や行動力が高まります。

まだ見ぬ世界を知りたいという欲求を持ち、リスクを恐れず自分の目で確かめに行こうとするタイプです。興味を持ったことは何でも体験したいと思うでしょう。

楽観的で自由な気持ちが強いため、新しいことを次々に行い、国内にとどまらず海外にまで活動の拠点を広げる人もいます。

太陽いて座の特徴がうまく生かされないと、興味がコロコロ変わって得られるものが少なくなったり、成り行き任せで無責任な行動になってしまうことがあります。

やぎ座

太陽がやぎ座に入っている人は、社会的成功を得るための努力をする力が高まります。

目標に向かって戦略的に物事を考え、努力を継続していくことができます。根気強さがあるため、途中で投げ出したり諦めたりすることが少ないタイプです。特に立場を守るための努力は人一倍できる人たちです。

また、ルールを真面目に守ったり、責任感も高いため、特に仕事面では管理的な立場に立つことも多いでしょう。

やぎ座の性質がうまく生かされないと、立場や地位にしがみつくようになったり努力をしなくなることがあるかもしれません。また、真面目さが強調されて柔軟性がないと捉えられる場合もありそうです。

みずがめ座

太陽がみずがめ座に入っている人は、自分らしく生きようとする力が高まります。

人からどう思われるかは関係なく、自らの興味を持つことにマイペースに取り組んでいくことができます。

発想力があり、時には型破りなアイデアで状況を大きく打開していくことができる人たちです。客観的な視点を強く持ち、いつでも冷静に物事を考えられます。

太陽みずがめ座の特性がマイナスに発揮されてしまうと、個性が強すぎて受け入れられなかったり反抗的な態度を取りたくなることがありそうです。

うお座

太陽にうお座が入っている人は、奉仕精神や共感力が高まります。

他者との境界を作らず、豊かな想像力を持って、困っている人を助けたり援助することができる人たちです。ファンタジー的なことに興味を持つ人も。

また、感性が強くつかみどころがないと思われることもあります。芸術的なセンスにも優れています。

太陽うお座がマイナスに出た場合は、夢ばかりを見て現実的な視点が薄くなってしまったり、人から利用されてしまうということもあります。また、人の感情をつぶさに感じ取って影響されてしまうことも。

太陽が各ハウスに入ると?

ここからは太陽がホロスコープ上の各ハウスに入ったときにどのような捉え方をするのかを解説してきます。

1ハウス

人生の目標を表す太陽が自分自身そのものを示す1ハウスに入ると、能力を最大限発揮して成長や自己表現を通じて周囲に示そうとする傾向があります。

自信を持っていて堂々としています。前向きで明るさがあり、注目を集めるタイプでもあります。

困難なことがあっても実行力があるため、エネルギーを持って克服することができます。

太陽の力をうまく生かしきれない場合は、周囲から傲慢なように見えてしまったり上から目線に感じられてしまうことがありそうです。

2ハウス

所有のハウスである2ハウスに太陽がある人は、豊かさを追い求めることが人生の目的になる傾向があります。

多くの収入を得ることに重点をおいていることが多く、お金のために働き資産運用なども通じて稼ぐということがテーマになります。また、特定のものを集めるコレクター的な趣味を持つ人もいるでしょう。

稼ぐだけではなく貯蓄の能力も高くあります。

2ハウスで太陽の力を生かしきれない場合は、お金に執着をしてしまいお金が使わない生活が楽しめなかったり、頻繁に浪費してしまうことがありそうです。

3ハウス

コミュニケーションや身近な人・ものとの交流をテーマとする3ハウスに太陽がある人は、周囲の人とのコミュニケーションを通じてさまざまな情報を交換していくことが人生の目的になる傾向があります。

幅広いジャンルの人と交流することが得意なので、さまざまな知識を得られたりチャンスを得ることがあるでしょう。人脈の広さも特徴です。

また、得た情報を発信することを好む場合もあります。喋りやSNSの活用が得意な方が多いでしょう。

3ハウスの太陽がネガティブに働いてしまうと、色んな情報に振り回されてしまったり、興味関心がコロコロと変わって得るものが少なくなる場合もありそうです。

4ハウス

家庭や家族を表す4ハウスに太陽が入る人は、家庭を持つことや家族を大切にすることが人生の目的となる傾向があります。

仕事よりもプライベートを大切にして、家族の時間を多く持ちたいと思う人が多いでしょう。家庭のことを自分が鎧を脱いで羽を広げられる場という捉え方をしています。

また、家族や自分に親しい人たちを大切にしたい気持ちが強く、その人達を守るために力を尽くすことができます。

4ハウスの太陽がマイナスに働くと、身内以外の人を拒絶してしまったり否定してしまうことがあるかもしれません。

5ハウス

自己表現や愛情を表す5ハウスに太陽がある人は、周囲から注目を浴びることが人生の目的となりやすいです。

人前に出ることが得意で表現することもうまいため、芸能系やクリエイティブ系の職業に適性があります。堂々としていてカリスマ性もあるため、称賛されることが多いでしょう。そのための努力も惜しみません。

恋愛面でも華やかになる傾向があります。

5ハウスの太陽がうまく使えないときは、自信過剰になったり謙虚さを失ってしまうことがありそうです。

6ハウス

労働や義務、健康がテーマとなる6ハウスに太陽がある人は、社会に貢献したり奉仕することが人生の目的となりやすいでしょう。

勤勉に働き誠実に努力することができるため、周囲から信頼を得ることが多いでしょう。特に健康に関わる職業や人をケアする仕事が向いていると言われています。

また、健康にも人一倍気遣うタイプで健康管理も欠かしません。

6ハウスの太陽を生かせない場合は、ワーカーホリックになって休めなくなってしまったり、自分のことを後回しにしてしまう傾向があります。

7ハウス

人間関係や契約を表す7ハウスに太陽がある人は、他者とのつながりをつくることが人生の目的となりやすいです。

周囲の人と対等な関わりを求める人が多くタイプです。

人と交流することを通じて自分らしい生き方のヒントやを得たり、他者との違い・自身にしかない能力を知ることになりそうです。

7ハウスの太陽がネガティブに働くと、人の顔色を伺いやすくなって自分の意見を抑え込んでしまうことがありそうです。

8ハウス

共有のハウスである8ハウスに太陽がある人は、人と深い絆を結ぶことが人生の目的となりやすいでしょう。

他者の人生を共有するという観点がテーマとなるため、人から受け継いだ才能や資産を活用することがうまいタイプです。仕事では事業継承を受けることも。

また、恋愛でもそれ以外の人間関係でも狭く深く人と関わる傾向にあります。

8ハウスの太陽がマイナスに働くと、中途半端な状態に耐えられなってしまうことがありそうです。

9ハウス

探求や冒険を表す9ハウスに太陽が入っている人は、広い世界を体感することが人生の目的となりやすいでしょう。

旅や高等教育を通じて自身の知見を広めたり、まだ見ぬ世界を知りたいと思い積極的に飛び込んでいけるタイプです。

海外にも縁があり、生活の拠点を海外にうつしたり、世界を旅しながら生きていくという人もいます。

9ハウスの太陽がうまく生きてこない場合は、日常生活が疎かになってしまったり、現実逃避しがちになることがあります。

10ハウス

社会性を表す10ハウスに太陽がある人は、社会的成功を収めることが人生の目的となりやすいでしょう。

仕事が生きがいとなり、キャリアアップしたり地位を得ることに力を入れるタイプです。性別を問わずどんな職業でも成功しやすいと言われています。

また、パートナーが社会的成功を収めるために積極的な支援をするという場合もあります。

10ハウスの太陽がうまく生かされないと、社会的地位がすべてだと思いこんでしまったり、働きすぎて体調を崩してしまうこともあります。

11ハウス

コミュニティを表す11ハウスに太陽がある人は、横のつながりを広げていくことが人生の目的となりやすいでしょう。

上下関係ではなく同じ目的を持った仲間とのつながりを大切にします。

価値観の異なる人との交流を通じて、独自のアイデアを得ることが得意で、多様な価値観を受け入れることも苦にしない人が多いです。

11ハウスの太陽がネガティブに働いた場合は、融通のきかない組織への反抗心が強くなって孤立してしまうことがあるでしょう。

12ハウス

無意識や秘密など見えないものを表す12ハウスに太陽がある人は、自分にとっての感覚的な幸福を理解しやすいです。

世間に見せているものとは別の顔を持って、精神的な部分の充足を保っているでしょう。

また、奉仕精神が強くなるため、どんな人が相手でもケアをすることが得意です。自分よりも相手優先で考えることができるでしょう。

12ハウスの太陽がネガティブに働いてしまうと、人の苦悩をあたかも自分が体感したかのように辛くなってしまうことがありそうです。

まとめ

この記事では、西洋占星術における「太陽」について解説してきました。

太陽は人生の目的を表す天体でした。太陽をうまく使いこなすことができれば、自分がどんなことをやっていきたいのか将来の展望が見えやすくなったり、人生をクリエイティブに過ごすことができます。

ご自身の太陽をうまく活用して、生き生きと前向きに過ごすためのヒントを見つけてみてください!

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